長岡京跡出土 金銅製鏁子

「むこうしの文化遺産」28 長岡京跡出土 金銅製鏁子

資料名(ヨミ)「ムコウシノブンカイサン」28 ナガオカキョウアトシュツド コンドウセイサス
解説向日市指定文化財 向日市所蔵 
長さ4.35㎝・最大幅1.55㎝・重量29.7g 長岡京期

 厚さ0.15~0.19㎝の銅板を八角形に折り曲げて鑞(ろう)で接合する。表面に毛彫(けぼ)りと鏨(たがね)で宝相華文(ほうそうげもん)と魚々子(ななこ)文様を施した精巧なもの。鍵の一部で、筒に牡金具を入れて施錠する仕組み。東大寺正倉院に類例がある。この構造の鍵は、現在でも神殿の扉などに用いられている。

(向日市文化資料館開館25周年記念特別展「むこうしの文化遺産―みぢかな歴史のモノがたり」図録より)
※平成21年(2009)10月31日発行

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