曇開和尚像 岸駒筆 附 天開翁岸駒自筆の墨書のある収納箱
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「むこうしの文化遺産」21 曇開和尚像 自賛・岸駒筆 附 天開翁岸駒自筆の墨書のある収納箱
資料名(ヨミ) | 「ムコウシノブンカイサン」21 ドンカイオショウゾウ ジサン・ガンクヒツ ツケタリ テンカイオウガンクジサンノボクショノアルシュウノウバコ |
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解説 | 向日市指定文化財 寺戸 慶昌院所蔵 絹本着色(けんぽんちゃくしょく) 掛幅装(かけふくそう) 本紙:縦106.6㎝・横41.6㎝ 表装共:縦185.6㎝・横50.7㎝ 江戸時代 寺戸にある曹洞宗・慶昌院の中興開山、曇開和尚の肖像画。曇開(1768~1836)は、但馬国美含郡江野村(現在の兵庫県豊岡市)の出身。曹洞宗の高僧で各地に寺を興し、慶昌院もその一つ。天保7年(1836)4月8日に69歳で示寂(じじゃく)(高僧の死のこと)した。 禅僧の肖像画である頂相(ちんそう)の形式に則(のっと)り、袈裟(けさ)を着け、如意(にょい)と呼ばれる杖を持ち、曲彔(きょくろく)に坐る姿を描く。上に曇開による賛(画に添えた漢詩文)が、左から右に書かれる。 作者は箱の表書に「天開翁岸駒」の自筆署名があることから、京都の画家で岸派の祖となった岸駒(1749あるいは56~1838)とわかる。岸駒は北陸の出身で、独学で中国画を学び、狩野派や洋風画など雑多な学習の上に独自の画風を確立した。特に虎の絵が名高く、このような肖像画は珍しい。 箱の蓋裏には「京松屋仁兵衛寄附之」とある。松屋は慶昌院の中興を支えた檀那で、慶昌院に祀られた位牌によれば京都二条日向の商家で、寺伝では北陸金沢の出身という。 (向日市文化資料館開館25周年記念特別展「むこうしの文化遺産―みぢかな歴史のモノがたり」図録より) ※平成21年(2009)10月31日発行 |
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○『向日市史』(上巻、下巻、史料編)PDFデータ
○国際シンポジウム「20世紀の和紙 ー寿岳文章 人と仕事ー」(令和3年10月16日開催)記録映像
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