本尊曼荼羅
「むこうしの文化遺産」15-3 本尊曼荼羅
資料名(ヨミ) | 「ムコウシノブンカイサン」15-3 ホンゾンマンダラ |
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解説 | 鶏冠井(かいで) 南北真経寺共有 紙本墨書(しほんぼくしょ) 掛幅装(かけふくそう) 縦94.6㎝・横49.2㎝ 元徳4年(1332)2月24日付 日像が「一結講衆(いっけつこうしゅう)」に授けた本尊曼荼羅。地名は記されていないが、真経寺に伝来したことから、鶏冠井村の人々の信仰組織とわかる。元徳4年は、日像が上洛してから38年がたち、洛中・洛外での布教が安定しはじめていた一方、元弘の乱の最中にあたる。こうした時に、大幅の本尊曼荼羅を一結講衆に授けていることは興味深い。前日付で深草宝塔寺の良柱にも授けている。 この時、鶏冠井には真経寺を中心とする日像門流の強固な信仰の集団が形づくられていたことを示す。その門流の安穏を祈って日像が書き与えたものと考えられている。鶏冠井村民にとっては、日像から直々に教えを受けた直檀(じきだん)の証として、とりわけ大切なものであったと思われる。 (向日市文化資料館開館25周年記念特別展「むこうしの文化遺産―みぢかな歴史のモノがたり」図録より) ※平成21年(2009)10月31日発行 |
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○『向日市史』(上巻、下巻、史料編)PDFデータ
○国際シンポジウム「20世紀の和紙 ー寿岳文章 人と仕事ー」(令和3年10月16日開催)記録映像
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