川本桝吉(初代)

制作/生産地・窯・作者名(よみ)かわもとますきち(しょだい)
制作/生産地・窯・作者名(英語)KAWAMOTO Masukichi 1st
生年1831
没年1907

略歴・解説

瀬戸・北新谷地区(愛知県瀬戸市)において「竒陶軒」と号して、三代にわたって陶磁器生産を行った窯屋。初代桝吉は、加藤安左衛門の三男として生まれる。加藤勇治窯等で陶磁器の製造・研究に携わった後、安政4年(1857)に同村の窯屋四代川本半助の婿養子となり、五代川本半助を襲名、染付を中心とした磁器の生産を行う。この頃、瀬戸における最初に輸出磁器を製造。義弟六三郎(四代半助の長男)の成長を待って、文久2年(1862)、半助家を譲り北新谷に分家する。以降、輸出向きの製品の他、博覧会向きの作品も多く製作し、国内外で高く評価を得ている。

略歴・解説は『万国博覧会と近代陶芸の黎明』(2000、愛知県陶磁資料館・京都国立近代美術館)より

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