染付子犬に雪図花瓶 一対

所蔵資料登録番号A002444
作品・資料名染付子犬に雪図花瓶 一対
制作時代・年代明治時代(19世紀)
窯・作者川本桝吉(初代) KAWAMOTO Masukichi 1st/川本桝吉(二代) KAWAMOTO Masukichi 2nd
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県瀬戸市
資料点数2点
寸法高31.0 口径10.4 胴径12.3 底径9.5
作品解説 川本枡吉は瀬戸で初めて輸出陶磁器である洋食器を制作したとされる窯屋で、三代にわたって陶磁器生産を行なった。本作品は吹絵技法を用いて、三匹の犬が雪に戯れる姿が描かれている。吹絵は吹墨とも呼ばれ、文様や色を極めて柔らかく仕上げる施文技術で、明治時代に花瓶・蓋物・茶壺などに幅広く用いられた。19世紀後半の瀬戸では、陶磁器生産額の7割から8割を輸出用陶磁器が占めていて、本作品も当時海外に輸出されたものが、近年里帰りしたものである。

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