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盛絵桜花図染付芦雁図衝立

所蔵資料登録番号A000776
作品・資料名盛絵桜花図染付芦雁図衝立
制作時代・年代江戸時代末期~明治時代(19世紀)
窯・作者川本桝吉(初代) KAWAMOTO Masukichi 1st/川本桝吉(二代) KAWAMOTO Masukichi 2nd
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県瀬戸市
資料点数1点2パーツ
寸法高116.0 胴径73.0/35.0
作品解説【両面見ないともったいない!】
絵画が描かれた部分は全て磁器製の陶板です。上段の大きな陶板には、染付で芦雁図が描かれ、また反対側の面には上絵付けで桜花図が描かれています。桜の左下にはまるで日本画の落款(らっかん)のように「大日本」「尾岩」と記され、海外輸出用に制作されたものでしょう。尾岩については不明ですが、尾は尾張を意味すると考えられることから、瀬戸で染付陶板を製作し、名古屋に運ばれてから裏面に上絵付けしたものでしょう。名古屋は磁器の大産地であった瀬戸と多治見産の輸出用磁器の集積地でした。ここで輸出先の好みに合わせた絵付けをほどこす名古屋絵付けは、江戸時代末に始まり1990年代まで盛んに行われていました。

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