染付竹と漢詩文花瓶

所蔵資料登録番号A007753
作品・資料名染付竹と漢詩文花瓶
制作時代・年代明治3年（1870）～明治13年（1880）
窯・作者川本桝吉（初代）　KAWAMOTO Masukichi 1st／大出東皐　OIDE Tokou
制作/生産地（現在の地名）日本、愛知県瀬戸市
資料点数一対2点
寸法(画像向かって左）高30.6　口径12.6　胴径18.4　底径12.4　（画像向かって右）高31.2　口径12.5　胴径18.4　底径12.0
寄贈者鬼頭聖宜氏寄贈
作品解説高台内には「川本桝吉製」染付銘が入り、外側面の漢詩には「東皐録」と入ることから、川本桝吉のもとに滞在した大出東皐が絵付を行ったことが分かります。大出東皐（1841-1905）は、明治期に活躍した南画家で、明治3年（1870）に瀬戸を訪れ、同13年（1880）まで滞在しました。その間、川本桝吉、川本半助、加藤周兵衛、川本利吉などの窯屋において絵付けを行いました。
　本作は、墨あるいは蝋などの撥水材で白抜き部分を描き、呉須で外側面全体を塗り込め、通常の染付とは色彩を反転させたものとしているのが特徴です。

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