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行書題画詩軸

資料番号1
資料名(ヨミ)ギョウショダイガシジク
作者呉昌碩
制作年代(和暦)大正8年
寸法(高さ、縦)132.90
寸法(高さ、縦)単位cm
寸法(幅、横)33.60
寸法(幅、横)単位cm
寸法(奥行き)単位cm
寸法(径)単位cm
備考その他寸法:桐箱 縦51.8×横7.2×高さ7(㎝)、たとう箱 縦52.0×横7.5×高さ7.2(㎝)

【大妻女子大学ホームページより引用】(https://www.otsuma.ac.jp/news_other/info/50244/)
 「中国最後の文人」と称され、詩、書、画、印[篆刻(てんこく)]ともに評価が高い、呉昌碩(ごしょうせき)が揮毫(きごう)した掛け軸「行書題画詩軸」が、大妻女子大学博物館に寄贈されました。贈呈式は7月8日(水)に、寄贈者である宮崎木材工業株式会社・宮﨑真里子代表取締役社長をお迎えして行われました。
 宮崎木材工業株式会社は1856年に京指物職として創業した会社で、同社の三代目となる宮崎平七氏が、1919年に中国を旅行した際に呉昌碩に揮毫を依頼した書画5幅のうちの1幅が、今回寄贈された掛け軸です。
 博物館への寄贈は、呉昌碩を研究する文学部コミュニケーション文化学科・松村茂樹教授が、呉昌碩と交流を持つ日本人として宮崎平七氏を調査したことがきっかけとなり、ご曽孫の宮﨑社長とのご縁につながりました。贈呈式で宮﨑社長から「大学の博物館に寄贈したことを、呉昌碩も当社の三代目・宮崎平七も喜んでいると思います。研究に役立てていただければうれしいです」とお言葉をいただきました。
 松村教授の調査研究は、2019年7月に『呉昌碩と日本人士』としてOtsuma eBookから出版されています。なお、寄贈された掛け軸は、同書326ページに紹介されています。
公開解説京都の家具宮崎三代目・宮崎平七(一八七四―一九四六)の為に、自作の題画詩を行書で揮毫。
「籬鞠痩逼人影、山風虚落石頭。秋色江南如此、幾時帰去湖州。題画詩。己未小雪節、于海上去駐随縁室。呉昌碩年七十六。」     
〔籬の菊は痩せて人影に逼り、山の風は虚しく石頭に吹く。秋色の江南はかくのごとし、いつ湖州に帰れるのであろうか。題画詩。己未小雪節(新暦十一月二十二日または二十三日)、海上の去駐随縁室(呉昌碩の寓斎)にて。呉昌碩、年は七十六。〕

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