歌川広重画「木曽街道六十九次之内 草津追分」

所蔵草津市蔵・中神コレクション
解説草津川の川越は東海道、中山道の2ヶ所あり、この作品は草津追分にあった中山道の渡し場の風景を描いています。
草津宿の北を流れる草津川は、川床が民家の屋根より高いため「天井川」とも呼ばれていました。画面奥に民家の屋根の一部が見えるのはそのためです。
普段はほとんど水の流れはなく、川を越える旅人は徒歩で草津川を渡っていました。しかし、ひとたび大雨が降ると氾濫する危険があり、草津宿は何度も洪水被害に見舞われました。平成に入り河川の付け替え工事が行われ、草津川に水は流れなくなり、その後草津川跡地は公園として整備されました。

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