紅皿

所蔵草津市
解説草津宿場町遺跡(草津市草津)出土・江戸時代

紅皿とは、紅花などから抽出した化粧品のひとつである「紅」を固めて入れておいた小さな容器のことです。口紅のほかにも白粉と混ぜて頬紅に使用したり、爪の先を染めたり、目のふちにのせたりとさまざまな使用法があり、化粧法の手本が示された書物が当時、何冊も出版されています。
草津宿場町遺跡から出土した紅皿は、直径4~5cmほどで、貝殻に似せて細かい線が入っているものが多くみられます。また、紅皿の他にも櫛や簪など、女性の装身具が数点、出土しています。

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