加藤紋右衛門(六代)

制作/生産地・窯・作者名(よみ)かとうもんえもん(ろくだい)
制作/生産地・窯・作者名(英語)KATO Monemon 6th
生年1853
没年1911

略歴・解説

瀬戸の郷地区で「還情園」「池紋」と号して7代にわたって陶磁器生産を行った窯屋の六代目。二代のころ、陶器から磁器製作へ転じた。明治3年(1870)、叔父の五代紋右衛門から家業を継承した。熱心に製磁技術を研究し、特に窯焚職人並みの知識を生かし、窯炉の改良に大きく寄与した。新しい意匠の導入にも積極的で、新鮮味ある製作を特徴とした。染付磁器製作のほか、鉄・クローム併用の青磁製品も得意とし、国内外の博覧会で高い評価を受けた。明治26年(1893)に森村組と専属契約を締結、明治29年(1896)に愛磁合資会社を設立するなど、販売面強化にも努めた。

略歴・解説は『瀬戸かく焼き繋ぎ―江戸時代の本業と新製―』(2018,愛知県陶磁美術館)より

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