染付草花文小便器

所蔵資料登録番号A002332
作品・資料名染付草花文小便器
制作時代・年代明治時代（19～20世紀）
窯・作者加藤紋右衛門（六代）　KATO Monemon 6th
制作/生産地（現在の地名）日本、愛知県瀬戸市
資料点数1点
寸法高60.3 胴径31.5 底径28.0
寄贈者市橋保氏寄贈
作品解説【青い花々に癒される　美しきトイレ】
牡丹(ぼたん)や菊、女郎花(おみなえし)などの秋草が、見事に絵付けされた便器です。明治24（1891）年の濃尾大震災以降には、木製に代わって陶磁器製の便器が普及し、瀬戸は陶磁器製便器生産の中心地でした。中でも加藤紋右衛門（かとう・もんえもん）（６代）は、主に海外輸出向けを中心に食器から衛生陶器まで高級磁器を製造した窯屋（かまや）です。明治26（1893）年に日本初の和風水洗大便器や洋風小便器を製造したことでも知られます。このような高級便器は、料亭や旅館、富裕層の屋敷に設置されていたそうです。

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