佐藤眞(真)

人物名(ヨミ)サトウマコト
生年(西暦)1907
生年(和暦)明治40年
没年(西暦)1991
没年(和暦)平成03年

略歴・解説

野田の郷土史家。宮城県仙台市生まれ。法政大学予科を卒業後、東北帝国大学付属図書館雇を経て、昭和5年(1930)から18年まで北海道函館の市立函館図書館で司書として勤めた。このとき、函館の図書館界を自ら築き上げた館長・岡田健蔵の下で地域資料の調査など幅広い業務に携わった。
その後、昭和18年に野田の財団法人興風会の図書館部主任として着任すると、昭和23年の野田地方文化団体協議会(文協)発足と、それに続く博物館建設運動に大きく関わり、昭和34年の野田市郷土博物館開館に貢献した。そのほか、興風会図書館在任中より野田の郷土史の調査・研究を進め郷土資料の収集や論考執筆などを行っている。図書館長退任後は、野田市史編さん事業や、市民団体「野田地方史懇話会」設立に携わるなど、晩年まで野田の文化活動に大きな足跡をのこした。昭和53年には社会教育活動への貢献に対して勲五等・瑞宝章を授与された。
主要著作として『野田郷土史』(歴史図書社、1980年)などがある。

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