キュンチョメ

作家名(よみ)きゅんちょめ
作家名(英語)KYUN-CHOME

作家解説

1984年茨城県水戸生まれのナブチと1987年神奈川県横浜生まれのホンマエリから成るユニット。創形美術学校にて出会い、2009年に「キュンチョメ」を結成。ナブチが美学校在学中の2011年に東日本大震災が起こり、その際に受けた衝撃を契機にアート・ユニットとして活動し始める。美学校の講師であった卯城竜太の影響のもと、様々な社会的課題の現場へと赴き、その地域固有の事情や人々とかかわりあうプロジェクトやアクションを主に行う。扱う対象は、被災後の福島や、沖縄の基地問題、香港の民主化運動など、政治的、経済的事象であることが多い。いずれも彼ら自身の個人的な疑問や感情、衝動が発端になっており、客観性を旨とする従来のジャーナリズムでは拾いきれない現地の声や事象の細部が思いがけない形で作品に刻まれている。「あいちトリエンナーレ2019」では、パフォーマンスと展示を行った。近年では「表現の現場調査団」に関わり、表現活動の現場におけるジェンダーの不平等を扱うアクションを行うなど、表現をめぐる環境自体の改善にも注力している。

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