浦上玉堂

作家名(よみ)うらかみぎょくどう
作家名(英語)URAKAMI Gyokudo
生地備中鴨方田藩邸内(岡山県岡山市石関町)
生年1745(延享2)
没地京都
没年1820(文政3)

作家解説

岡山池田の藩士の家に生まれた玉堂は、藩主の政治の理想を継承しつつ、大目付の地位に就くが、文人的生活に耽るあまりその地位を罷免され、その後一切の官職を退いた。五十歳の時二人の息子を連れて出奔し、旅先から脱藩を届け出、以後自由人として各地を旅歴し、漂泊の人となった。脱藩後の漂泊の足跡は、九州から奥羽にまでおよんだ。彼の絵は文化年間より多く生み出されたようで、渇筆と擦筆が混じり合った独特の様式はこの頃完成したと思われる。

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