M2894_020224_001, 2002/02/24撮影, Public Domain

深山渡橋図

作家名浦上玉堂 URAKAMI Gyokudo
制作年文政元(1818)年
技法、素材紙本墨画
寸法41.0×22.8
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ200300524000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号M2894
解説本図は、「秋色半分図」「酔雲醒月図」「五言絶句」の詩書と共に一幅に収められていた。この形式は、一幅の掛幅に円窓型、扇面型、方型などの輪郭をとり、その中に書画をかく図中書画などとも呼ばれる。墨の階調は、採光によってデリケートな変化を見せるが、玉堂はこの明暗による陰影を好んで画中にとらえている。玉堂の山水は、胸中の山水であって、たんなる写生ではなく、表現意欲の昂揚するにつれ、刻々と変化してゆく。細部の表現の面白さに特徴がある。もともと同一紙面にかかれていたもので、本来は三段構成の書画であり、分割されて現状のそれぞれ独立した形式の四幅となった。もともと同一紙面にかかれていたもので、本来は三段構成の書画であり、分割されて現状のそれぞれ独立した形式の四幅となった。「山水図(深山渡橋図)」は、下段詩書のとなり右側に描かれていた。

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