渡辺広輝

作者名よみわたなべひろてる
作者名欧文WATANABE Hiroteru
生没年1778 - 1838(安永7 - 天保9)

略歴・解説

19世紀前半に活躍した住吉派系統の画家。
徳島藩阿波郡香々美村(現・阿波郡市場町香美)に生まれる。名は八百次。図書、士清と称し、似春斎、如仙と号した。
寛政8(1796)年、江戸に出て、幕府御用絵師・住吉広行に入門。享和2(1802)年、徳島藩に召し出され、三人扶持七石となる。文化6(1809)年、「土佐流御絵師」として大小性格に、文化14(1817)年に五人扶持十石となる。
住吉家において重用され、広行・広尚に仕え、広尚没後は広尚の子・広貫の後見を務める。
文化7(1824)年、光格天皇が修学院に行幸した折の儀仗図を描くなど、江戸で高い名声を誇り、活躍した。
住吉派に学んだ源氏絵や伊勢絵などの古典的な物語絵を得意とした。

2019年『対立と融和―十九世紀の江戸画壇』リーフレット、p. 34

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