検索トップ 作者一覧から探す作者データ&資料一覧 狩野安信 作者名よみかのうやすのぶ 作者名欧文KANO Yasunobu 生没年1613 - 1685(慶長18 - 貞享2) 略歴・解説 17世紀半ばから後半に活躍した江戸狩野派の中橋(なかばし)家の画家。 狩野孝信の三男、探幽の弟として生まれる。幼名は源四郎。右京進と称し、永真、牧心斎(ぼくしんさい)などと号す。 元和9(1623)年、宗家の狩野左近貞信(1597~1623)が27歳で早世したため、安信が養子となり、11歳で宗家を継いだ。 兄の探幽、狩野主馬尚信(1607~1650)と共に活躍し、中橋家の祖となる。 寛永3(1626)年、二条城行幸御殿障壁画制作、万治2(1659)年の江戸城本丸御殿障壁画制作、寛永度(1641~42年)・承応度(1654~55年)・寛文度(1662年)・延宝度(1674~75年)の内裏造営などの画事をこなす。 探幽没後の延宝度の内裏造営では、最も格式の高い紫宸殿(ししんでん)の賢聖障子(けんじょうしょうじ)絵を担当した。 徳川家光の世に、宗家が代々受け継いでいた山城国の百石の知行を安堵され、十五人扶持と江戸屋敷を拝領した。 寛文2(1662)年、法眼に叙される。 明暦元(1655)年度、天和2(1682)年度の贈朝屏風を制作。 晩年には江戸狩野派を率い、倣古図や雑画帖制作に注力し、探幽作品の図様や表現を整理して江戸狩野派内に広めた。 江戸狩野派の流派様式を成立させた点で、江戸狩野派発展の土台を築いた画家と言えよう。 安信は山水、人物、花鳥画それぞれにおいて様々な画題を残しており、安信作と伝わる作品は、工房作、贋作を含め、国内外に数百点確認される。 代表的な作例としては、《山水図・竹雀図襖絵》(普門寺)、《山水図・雲龍図襖絵》(妙心寺玉鳳院)、《四季山水図襖絵》(三溪園)、《十六羅漢図》(萬福寺)、《蘭亭曲水図屏風》(栃木県立博物館)、《竹虎図屏風》(浄福寺)、《柳に野鳥図屏風》(大倉集古館)などがある。 ※木村重圭「続・障壁画の旅六 普門寺(高槻市)の障壁画―狩野安信」(『日本美術工芸』633号 1991年) 吉田晴紀「『画道要訣』と中国画論」(『美術史の断面』清文堂出版 1995年) 安村敏信「画論の意図するもの」(『日本絵画論大成第四巻』(ぺりかん社 1997年) 鬼原俊枝「狩野派の学画とは何か」(『遠澤と探幽』福島県立博物館 1998年) 門脇むつみ「狩野安信筆『鐵牛道機像』(仙台市・大年寺蔵)―像主についての疑問、安信と黄檗宗のかかわり」(『城西国際大学日本研究センター紀要』2号 2007年) 門脇むつみ『巨匠狩野探幽の誕生』(朝日新聞出版 2014年) 『探幽3兄弟展』(板橋区立美術館・群馬県立近代美術館 2014年) 野田麻美「狩野安信『和漢画摸』について」(『大和文華』136号 2019年) 2021年『忘れられた江戸絵画史の本流―江戸狩野派の250年/江戸狩野派の古典学習―その基盤と広がり』、p. 132 この作者の資料一覧[全2件] 並べ替え 並べ替え ◆見出し 昇順 ◆見出し 降順 分類 昇順 分類 降順 作者 昇順 作者 降順 受入番号 昇順 受入番号 降順 制作年 昇順 制作年 降順 著者名 昇順 著者名 降順 作家名 昇順 作家名 降順 表示件数 5 10 20 50 100 件ずつ表示 文字画像一覧 画像一覧 文字一覧 猿曳き・酔舞図屏風 分類:作品 作者:狩野安信 受入番号:1248 制作年:17世紀半ば - 後半 名画集 分類:作品 作者:狩野探雪守定/狩野安信/狩野養朴常信/狩野探信守政/狩野洞雲益信 受入番号:1695 制作年:1682頃 ・静岡県立美術館が所蔵する美術作品、図書、および現代美術関連資料に関するデータベースを検索することができます。 ・内容は随時更新しています。 ・図書については、当館図書閲覧室の開室時間に限り、閲覧することができます(貸出不可)。 ・現代美術関連資料は当館宛に全国の画廊や作家から送付されたダイレクトメール類の総称です。これらに基づき展示履歴のデータベースを構築しています。なお、資料の原本は閲覧できません。 ・※が付いている検索項目は「作品」のみが対象となります。 ・画像や作品解説の無断転用はご遠慮ください。 ・画像を書籍等へ掲載される場合は「特別観覧」手続きを行ってください。 ・画像や作品解説の無断転用はご遠慮ください。 PageTop
並べ替え 並べ替え ◆見出し 昇順 ◆見出し 降順 分類 昇順 分類 降順 作者 昇順 作者 降順 受入番号 昇順 受入番号 降順 制作年 昇順 制作年 降順 著者名 昇順 著者名 降順 作家名 昇順 作家名 降順 表示件数 5 10 20 50 100 件ずつ表示 文字画像一覧 画像一覧 文字一覧