写真提供先:沖縄県流通加工推進課

カンショ(ベニイモ)

名称かなかんしょ(べにいも)
方言名ベニンム
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(芋類)
解説甘藷の中で、イモ(塊根)の色が赤みを帯びた紫色のものを、沖縄では「ベニイモ(紅芋)」と呼びます。需要が高い作物で、現在では紅色の羊羹、饅頭、チップス、タルト等のお菓子の原料に使用されています。紫紅色の色素はアントシアニン系の色素なので抗酸化作用に優れています。在来種としては県内の収集系統から選抜された備瀬があり、戦中、戦後に育成された宮農36号も紅芋です。備瀬は肉色が紫で多収性、宮農36号は皮・肉色とも紫で食味がよい品種です。その後も県農業研究センターでは沖夢紫、ちゅら恋紅などの紅芋品種が育成されています。九州農試験育成の紅芋系統アヤムラサキはアントシアニンを多量に含み色素材やジュース、パウダー、発泡酒など多くの製品に活用されています。また、肝臓機能障害の軽減効果も認められています。

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