写真提供先:沖縄県文化振興課

ナカミ汁(ナカミのお吸い物)

大分類3章 医食同源の知恵
中分類調理法(汁もの)
解説ナカミ(沖縄方言でブタの胃、大腸、小腸のこと)や戻した干しシイタケなどを具にした澄まし汁です。ナカミの下処理には時間と手間がかかります。オカラをまぶして塩でもむなどして洗い、さらに数回ゆでこぼし、柔らかくなるまで煮ることで、脂や臭みを取り除きます。現在ではこの段階まで処理されたものが販売されています。ナカミを細く切ったものを豚だし、またはカツオだしとのあわせだしに入れ、塩、醤油などで味を調えます。椀によそい、フィファチ(ヒハツモドキ)の粉末を少しかけたり、おろしショウガを入れたりして仕上げます。結婚やトゥシビーのお祝いの席、正月などで食べられます。

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