写真提供元:沖縄県農業研究センター

ヒハツモドキ

名称かなひはつもどき
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(野菜・香草・キノコ類)
解説東南アジア(インドシナ、マレーシア、タイ等)原産の木本性つる植物です。実は上向きについて、赤く熟れると5㎝ほどになり、形はややトウガラシに似ています。ほぼ一年中実をつけ、その実を乾燥させ粉末にして香辛料として用います。葉も香り野菜として使われます。ほぼ全県的に分布しますが、特に八重山に自生が多く、泡盛漬けのピパーツや天ぷら、チャーハンの具等に使われ、粉末は八重山そばや炒め物に使われます。このほか、中身の吸物に加えたり、餅のナットゥンスーの材料とされたりします。県内には雌株だけが生育し、雄株不在のため種子はできても発芽しません。繁殖は挿し木等による栄養繁殖を行います。また、腹痛、腰痛、痛風等に果実粉末を熱湯で溶いて飲むと効果があるといわれます。

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