写真提供先:沖縄観光コンベンションビューロー

ウシ

名称かなうし
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(肉・卵)
解説沖縄にいつごろ、どのようにして牛が渡来したのか不明ですが、12世紀以降の遺跡から牛骨が多く出土していることや、15世紀後半にあらわされた『朝鮮王朝実録』に、沖縄の多くの島々で牛肉が食されていることが記録されていることから、沖縄における牛の家畜化は12~15世紀ごろにさかのぼることができると考えられています。沖縄の伝統的な食文化といえば豚肉が代表的ですが、むしろ17世紀ごろまでは牛肉のほうがよく食べられていたとされています。牛は農耕や製糖の役畜としても重要だったため、近世琉球期には牛・馬の畜殺が禁止され、また課税の対象とされていました。乳用牛は1883年(明治16)に南大東島で飼養されたのが最初とされていますが、拡大するのは第二次世界大戦後のことです。

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