写真提供先:沖縄県流通加工推進課

島カボチャ

名称かなしまかぼちゃ
方言名チンクヮー ナンクヮー
大分類2章 食べてきたもの
中分類食材(野菜・香草・キノコ類)
解説島カボチャは日本カボチャの一種で、原産地は中南米(メキシコ南部~中米)です。日本への渡来は15世紀末に九州に入り、急速に全国に普及しました。台湾にも類似系統が栽培されており、南西諸島から台湾まで栽培されています。沖縄在来でチンクヮーやナンクヮーと呼ばれて親しまれ、家庭菜園などで栽培されています。用途としては大まかに煮物用とスープ用に分けられ、昔懐かしい、あっさりとした素朴な味があります。水っぽいカボチャは皮をむき薄切りにして、2時間ほど陰干ししてからモヤシなどと一緒にチャンプルーにされました。自然交配で繁殖するため、多くの系統が交雑して多種多様な系統があります。西洋カボチャ形から紡錘形、長首形等があり、長楕円形で10kg以上になる大玉もあります。大玉カボチャは宮古地域で南瓜(ナンコウ)と呼ばれて、主に家畜の飼料用として栽培され、保存が利くため、貯蔵飼料として重宝されています。

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