イエロー・シェイプ
タイトル(よみ) | いえろー・しぇいぷ |
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作品名(原題) | Yellow Shape |
作家 | ワウター・ダム Wouter Dam |
制作年 | 2000年 |
寸法 | 29.0×36.5×34.0cm |
員数 | 1 |
解説 | ワウター・ダムは、リートフェルト・アカデミーにてヤン・ファン・デル=ファールトに学び、1982年アムステルダムにスタジオを設け独立。極めて薄手の陶による有機的なフォルムと固有の色彩が相俟って、独特の緊張感が漲る作品を特徴とする作家である。 成形は、轆轤で多様な器状の形体をつくり、半乾きの状態で、曲面をいくつかに切り分ける。さらにそれらを組み合わせながら、新たな形を構築してゆく。通常、2~3作品を同時に並行して制作し、その工程のなかで想起するイメージや即興性を重要視しているという。陶のパーツのそれぞれ、あるいは制作途上の作品それぞれが、造形的に響き合うことに注意を払いながら制作を進める。素焼きの後、化粧土を塗っては焼成を繰り返し、フォルムに叶った色を発色させる。本作品は、形と色彩が見事に融合し、繊細さとともに存在感が際だつ作例である。 |