/4

クローバー模様二人用テーブルセット

タイトル(よみ)くろーばーもんふたりようてーぶるせっともよう
作品名(原題)Dejeuner“Kleeblattmuster-Service”
作家マイセン Meissen
窯名マイセン
制作年1901-1909年頃
員数10
解説 マイセンは、19世紀後半から1910年頃にかけウィーン分離派の影響を受け、器形・絵付けともにユーゲントシュティール(アール・ヌーヴォー)風の作品を製作し始めた。『MILLER'S ART NOUVEAU AntiquesChecklist』によれば、これらアール・ヌーヴォー期の作品の特徴は、デザインが左右相称であること、マイセンの製品としては比較的シンプルであること、などが挙げられる。
デザイナーのテオドール・グルーストは、コンラート・ヘンチェル、ルドルフ・ヘンチェルとともに、マイセンのアール・ヌーヴォー期を支えたデザイナーの1人である。彼はペインターとして働き始めたが、結局器形・絵付けの両デザインを行うようになり、アールヌーヴォー風の作品製作に大きく貢献した。
 このサービスは、1901/02年に初デザインが行われた食器セットである。1898年に準備され、1909年までのあいだ、デザインされたものである。本作品は、絵付けの面では青地に白い曲線が左右対象に施され、器形の面ではカップの口縁やソーサーの縁が波打つ線を描き、把手や注ぎ口はユーゲント・シュティールを彷彿とさせる曲線を描いている。

PageTop