WORK C-92
タイトル(よみ) | わーく C-92 |
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作品名(原題) | WORK C-92 |
作家 | 三島喜美代 Mishima Kimiyo |
制作年 | 1991-92年 |
寸法 | 86.0×165.0×110.0㎝ |
員数 | 1 |
解説 | 50年代はじめアンフォルメルの影響を受け、雑誌や新聞紙を画面に切り貼りした平面作品で注目を集めたが、1972年頃より、やきものにそれらの雑誌や新聞を転写する表現に取り組み始める。当初、英字新聞をシルクスクリーンの手法で転写するなど版画の技法を用いたが、それは当時陶芸の世界では新鮮なものとして受け取られた。またそれはジャンクアートやファウンドオブジェなどの量産工業製品や廃棄物をそのまま提示する現代美術の傾向にきわめて近似しているが、それらはレディメイド、つまりものそのものではなくやきものであるという点で、すぐれて独自性を表明している。新聞、パッケージ、チラシや広告塔、漫画本などマスメディアで大量に印刷され、瞬く間に消費され廃棄されるものが、やきものという形で恒久的に封じ込められるのである。 本作品は押し潰されたダンボールの固まりが巨大化され、三島の典型的な作例の一つである。 |