マグノリア
タイトル(よみ) | まぐのりあ |
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作家 | ペトラ・フレバチコヴァ Petra Hřebačková |
制作年 | 2005年 |
寸法 | 48.0×40.0×40.0cm |
員数 | 1 |
解説 | ペトラ・フレバチコヴァ(旧姓フラヴィチコーヴァ)は、1976年、チェコの首都プラハで生まれた。祖父であるパヴェル・フラヴァはボヘミアングラスで知られるチェコを代表する現代ガラス作家であり、父トマーシュ・フラヴィチカはパヴェル・フラヴァのアシスタントを務めるかたわら、気鋭のガラス作家としても知られている。そのような家庭に育ったペトラは、幼いころからガラス作品が自身の身の回りにあり、その技術を肌で感じることができたのだ。そのため、彼女は教育機関で学んだ陶磁器とガラスをともに利用した作品を制作したいと考えるようになり、実際にそれに取り組むことにした。そして本作品がその種で初めての作品だという。 5つのピンクの紡錘形の部分がやきものであるが、その中心には同形のガラス素材のパーツが置かれている。「マグノリア」とはモクレン科の植物のことを意味する。この作品は、マグノリアの花に鼓舞され、自然界の新しい命のエネルギーや力を表現しようとした作品である。作家自身に力を与え楽天的になるような色や光を抑え、次回作の刺激となるようにそして新たなアイデアが浮かぶように努めながら制作したという。チェコの伝統であるガラスとやきものの素材感を生かした作品である。 |