Surface is the Between - Descended Level - Between Vertical and Horizon - Landscape in Fossil and Locus - Her Shadow - Gravity No.3
タイトル(よみ) | Surface is the Between - Descended Level - Between Vertical and Horizon - Landscape in Fossil and Locus - Her Shadow - Gravity No.3 |
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作家 | 井田照一 Ida Shoichi |
制作年 | 1990年 |
寸法 | 155.0×67.0×6.0cm |
員数 | 1 |
解説 | 井田は1960年代の中頃より、現代美術のジャンルで独自の作品を展開させた。その足跡は多岐にわたり、版画を中心として、ペーパーワーク等の平面作品から、立体作品やインスタレーションに及び、土による陶においても注目すべき作品を残している。 井田の主要なテーマは、多くの作品のタイトルの一部となっている。すなわち、Surface is the Between – Between Vertical and Horizon(表面は間である - 垂直と水平の間)というコンセプトである。版画では、水平の紙と版に垂直の力が加わって、紙の表面に作品が生み出される。井田はこの構造に基づいて、人間の本質を考えている。つまり、大地の上に人間の生命と精神活動が湧き起こり、周囲の世界との関係によって精神が変化する、といったことである。井田の作品の基盤には、人間存在についての哲学的探求がある。 陶の作品では、タイトルにFossil(化石)とLocus(軌跡)の語が加わる。化石は生物が存在した跡であり、井田の作品においては人間が生きた証と解される。土の作品における軌跡は、手の活動の痕跡を意味する。 大塚オーミ陶業の陶板を使ったこの作品では、井田は素焼をした陶板に、人間のイメージを描き、石を取り付けている。この作品は、井田の芸術の本質をよく表している。 |