ランド・イン・ツィヒト
タイトル(よみ) | らんど・いん・つぃひと |
---|---|
作品名(原題) | LAND IN ZICHT |
作家 | カトリン・ヴォルトマン Katrin Wortmann |
制作年 | 1992年 |
寸法 | 40.0×10.0×10.0cm |
員数 | 9 |
解説 | ドイツの陶芸家、カトリン・ヴォルトマンは、ハンブルクにスタジオを構え、1980年代の初めから作品を発表している。国外ではアメリカや日本の展覧会にも出品している。 本作品は、4つの台の上に、花生、杯などの4種の器を置いた構成となっている。4種の内1つは蓋付きで、その蓋を本体の横に置いている。4つの褐色系の台に、5つの白いパーツが並ぶ。真っ白いパーツが整然と並ぶ様は、清潔感、秩序、静謐さ、緊張感といったものを感じさせる。また、台は、土の中に石粒が混じったような質感を呈し、器物の表面には小さな窪みが多数見える。このような質感や表面によって、本作品は見る者に何か微妙な表現を感じさせる。 佳作と言える本作品は、この陶芸家の特徴の一端を示すと思われる。1992年の第3回国際陶磁器展美濃において陶芸部門の審査員特別賞を受賞した。 |