葛飾北斎

KATSUSHIKA, Hokusai
1760-1849

作家略歴

浮世絵師。本名は時太郎、のち鉄蔵。勝川春章に入門。1778年頃より勝川春朗を名乗り、錦絵を発表し始める。勝川派を離れ、1794年頃に俵屋宗理を襲名。以後、戴斗、為一、画狂老人など改号を繰り返しながら独自の作画活動を展開。美人画、風俗画、役者絵、名所絵、また、狂歌絵本、読本挿絵など各分野に旺盛な創造力を発揮した。読本挿絵においては、戯作者 曲亭馬琴との共作『新編水滸画伝』をはじめ、ダイナミックな構成と迫力ある力強い描写で読者に強い印象を与えた。浮世絵版画においては、合理的な空間構成と、読本挿絵で習熟した動感と緊張感に富む構図が融合した「冨嶽三十六景」などが代表作として挙げられる。晩年は肉筆画に精力を注いだ。

この作家の作品一覧[全3件]

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