新板浮絵 樊噲鴻門之会ノ図
作家名 | KATSUSHIKA, Hokusai 葛飾北斎 1760-1849 |
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制作年 | 1780-93 |
素材・技法 | 錦絵 |
サイズ(cm) | 26.3×38.4(紙寸) |
Title | “Newly Published Perspective Picture:” Fan Kuai and the Banquet at Hongmen |
Date | 1780-93 |
Material/ Technique | polychrome print |
Size (cm) | 26.3×38.4 (sheet) |
作品解説 | 鴻門の会とは『史記』項羽本紀にある中国の故事。紀元前206年、関中という都市の争奪をめぐって、楚王 項羽と漢の高祖 劉邦が鴻門で会見した。項羽臣下の范増は劉邦を殺害しようと企てるが、劉邦は臣下の樊噲と張良の助けによって危機を脱する。本作は、北斎が勝川春朗を名乗っていた時期のもの。浮絵(透視遠近法)の表現のほか、樹木の陰影や、左下の岩のひだの描線、地面に緻密に引かれた水平線などの表現は西洋銅版画の影響を思わせる。 |