横尾龍彦

YOKOO, Tatsuhiko
1928-2015

作家略歴

画家、彫刻家。福岡市に生まれ、少年時代を北九州市若松区で過ごす。東京美術学校(現 東京藝術大学)で日本画を学ぶも、間もなく油彩に転向。1965年の初滞欧を経て、翌年から東京でも個展を開催するようになると、幻想的な作風で人気を得た。神奈川県逗子市に移った後の70年代末には、ルドルフ・シュタイナーの思想と東洋の禅を同時に学び始めた。80年にドイツに渡る前後から徐々に作風を変化させ、激しい筆線と飛沫が特徴的な抽象画に到達した。93年には埼玉県秩父市にもアトリエを構え、日本とドイツを往復する活動を晩年まで続けた。2022-23年、北九州、神奈川、埼玉という3つのゆかりの地で、初の回顧展「横尾龍彦 瞑想の彼方」が開催された。

この作家の作品一覧[全4件]

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