鷲見麿

作家名(よみ)すみまろ
作家名(英語)SUMI Maro
生地岐阜県
生年1954

作家解説

鷲見は絵画を独学で始め、1975年に中部独立展(愛知県文化会館美術館)へ出品するとともに、ギャルリーユマニテ(名古屋)で初個展を開催した。初期から奇抜な女性像を描く鬼才として注目され、1991年までユマニテ、1992年から2009年までは白土舎を中心に個展を継続。〈典子〉シリーズ、〈ビートルズ〉シリーズ、〈青紀〉シリーズなど、主題と様式を次々に変化させ、1990年代半ば以降は北方ルネサンス絵画の精緻な模写に改変を潜ませた作品や、色分解を思わせるモザイク状の表現へと展開した。長く三重県四日市市に居住しつつ、主な発表の場は名古屋であり、その独自の作風は熱烈な支持と同時に「異端」とも評されたが、戦後愛知の美術史を語るうえで欠かせない存在である。また、育児や障がいのある子どもへの美術教育、不登校の問題などにも早くから関わり、制作と並行して地域に根ざした社会的実践を続けてきた点でも注目される。

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