古川あいか

作家名(よみ)ふるかわあいか
作家名(英語)FURUKAWA Aika
生地愛知県豊川市
生年1982

作家解説

2008年東京藝術大学美術学部卒業。2012年から2015年の間、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員やポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツのライプツィヒで活動し、その後ベルギーを拠点に活動する。母親が地元の愛知県豊川市で画塾をしていることもあり、幼い時から絵を描くことに意識的であった古川は、描く主題として最も身近な室内に関心を持ち、最終的に服、あるいは家の中に存在する布、そしてその皺を意識的に選びとるようになった。彼女の制作において重要な概念は、書道家である祖父が書き残した、すべてのものは固定的な実体を持たず変化し続けるという般若心経の「空」の概念だった。カンヴァスも含めた布そのものとそこに皺を描くこと、さらに「空」の概念を与えていくことが、彼女の作品にヨーロッパ的な実体的な感覚と、ヨーロッパにはない非実体的な感覚を与えている。

この作家の作品一覧[全2件]

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