松井紫朗

作家名(よみ)まついしろう
作家名(英語)MATSUI Shiro
生地奈良県
生年1960

作家解説

観る者の知覚や認識を揺さぶり、新鮮な空間概念を提示する作品で知られる。京都市立芸術大学在学中の1983年の初個展以来、木、大理石、ブロンズ、アルミなどの多様な素材と作者の関わりを強く前面に打ち出した独自の作風を展開。1985年には兵庫県立美術館の「ART NOW ′85」展に選出され、「関西ニューウェーヴ」の若手のひとりとして注目を集める。1991年からシリコン・ラバーによる作品の制作を開始し、鮮やかな色彩ののびやかでユーモラスな物体が建築空間へ拡張していく作品を発表。1997年にテント用の素材を使った大作《The Way to the Artwork is Through the Stomach》を発表後、スパンディクスやリップストップと呼ばれるナイロン素材のバルーンを使ったサイトスペシフィックな作品を次々と展開。一方で、2010年から宇宙環境における芸術の意義と可能性を探るJAXAとの共同プロジェクトも手掛け、宇宙での庭作りや容器に詰めた宇宙空間の持ち帰りを試みるなど、その活動は広がりを見せている。

この作家の作品一覧[全3件]

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