ピエール・ボナール

作家名(よみ)ぴえーるぼなーる
作家名(英語)Pierre BONNARD
生地フォントネ゠オ゠ローズ(フランス)
生年1867
没地ル・カネ(フランス)
没年1947

作家解説

陸軍省の役人の子として、パリ近郊フォントネー゠オ゠ローズに生まれた。1887年、大学の法学部に入学するが、そのかたわらアカデミー・ジュリアンに通い、ポール・セリュジエやモーリス・ドニと出会う。1888年にはセリュジエを中心に、後にナビ派と呼ばれることになる画家グループを結成した。1889年エコール・デ・ボザールに入り、ヴュイヤールと知り合う。1890年、エコール・デ・ボザールで開催された日本美術展を見て感銘を受け、以後の作品には日本絵画の影響が見られる。マリア・ブールサン(通称マルト)と出会う。これ以降のボナールの作品に描かれる女性はほとんどがマルトをモデルにしている。マルトという女性は、病弱な上に神経症の気味があり、また異常なまでの入浴好きで、一日のかなりの時間を浴室で過ごしていたと言われる。ボナールの絵の平面的、装飾的な構成にはセザンヌの影響とともに日本絵画の影響が見られるが、ボナールの華麗な色彩表現は、印象派とも日本の版画とも一線を画す彼独自のものである。

この作家の作品一覧[全2件]

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