船井美佐

作家名(よみ)ふないみさ
作家名(英語)FUNAI Misa
生地京都府
生年1972

作家解説

1996年京都精華大学美術学部造形学科日本画科卒業後、2001年筑波大学大学院修士課程芸術研究科を修了。2002年第13回関口芸術基金賞展において大賞を受賞し、同基金によりニューヨークに半年間研修のため滞在する。初期作品から見られる即興的でフラットな線描は、このニューヨーク滞在をきっかけにポストコロニアリズムやシミレーショニズム、ポップカルチャーやグラフティ、フェミニズム的な表現などの要素からそのスタイルを獲得した。その様式は動植物や風景、細胞など森羅万象が増殖する自然な有機的なモチーフを用いて、絵画空間と現実の境界の問題へと展開する。2009年と2010年、2年連続出品した「VOCA」展が船井にとって転換期となる。2009年には日本画の伝統的表現とアクリル絵具によるデカルコマニーが融合した《womb》、2010年に楽園をテーマに鏡を用いて制作した《Hole/桃源郷/境界/絵画/眼底》を出品。2018年より群馬県の嬬恋村にアトリエ、宿泊施設、ギャラリーのあるアートハウス「Void and Orb」を主宰し、作家活動だけではなく、アートプロジェクトの企画者、キュレーターとしての役割も担う。

この作家の作品一覧[全9件]

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