アマミヤマシギ

アマミヤマシギ (Amami Woodcock)

名称(ヨミ)あまみやましぎ
中分類チドリ目
小分類シギ科
形態キジバトくらいの大きさ。くちばしは細長く、体全体が褐色でくちばしから目にかけてと、頬から後頭部にかけて黒い線がある。足は太く眺め。雌雄同色。夜間、刈り取り後のサトウキビ畑やゴルフ場などで見られることがあるが、近縁種のヤマシギとともに採餌していることがある。ヤマシギよりもやや褐色味が強く、足が太いことで見分けられる。
生息種類留鳥
概要沖縄県指定、天然記念物。
環境省の定める「日本の絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」により、希少野生動植物種に指定されているため、捕獲、販売、譲渡などが原則禁止されている。実施する場合は、環境大臣の許可が必要となる。

【分布】
奄美大島、加計呂麻島、請島、与呂島、徳之島に留鳥として分布する。喜界島や沖縄本島など周辺の島々でも見られることがある。徳之島では、海岸近くの畑から森林まで見られるが人家周辺に現れることは稀である。

【生態】
夕方から夜間にかけて活発だが、昼間も活動する。長いくちばしで地中のミミズや昆虫などを探り当てて食べる肉食性。渡り鳥より一足早く、3月ごろから繁殖を開始する。繁殖期には濁った声で「ベー ベー」と鳴きながら飛ぶ。近くにいても、ぎりぎりまでじっと動かずないことが多い。島口で「しーぎゃ」。

【島内の目撃情報】
大和城山周辺などでは、森に近く人通りが少ない農道で昼間に見かけることがあるが、夜間に林道や農道、ゴルフ場、刈り取り後のサトウキビ畑で見かけることが多い。ジャガイモ畑にはいない。また冬鳥のヤマシギと共に採餌していることもある。また、夏場の夜には土砂崩れした斜面に居ることがある。

関連URLは、ヤマシギへのリンク。
観察できる場所林道、森林に近い農道、畑
関連URLhttp://jmapps.ne.jp/amagi/det.html?data_id=5884

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