ヤマシギ(久田恵美子氏 提供)

ヤマシギ ( Eurasian Woodcock )

名称(ヨミ)やましぎ
中分類チドリ目
小分類シギ科
形態キジバトくらいの大きさ。くちばしは細長く、体全体が褐色でくちばしから目にかけてと、頬から後頭部にかけて黒い線がある。一見するとアマミヤマシギそっくりだが褐色味が強めで、足は短い。雌雄同色。夜間、刈り取り後のサトウキビ畑やゴルフ場などで見られることがあるが、近縁種のアマミヤマシギとともに採餌していることがあり、見分けは難しい。また、アマミヤマシギよりも、頭が角ばって見えることや、歩く際に頭を低くする特徴がある。
生息種類冬鳥(渡鳥)
概要【分布】
ユーラシア大陸の中緯度、国内では中部地方以北で繁殖し、冬には南下して越冬する。国内では西日本から南西諸島にかけて冬鳥。東北地方から中部地方にかけては、留鳥とされる。徳之島でも越冬しているが、アマミヤマシギとの見分けが難しいことや、森林性、夜行性でもあり、確定的な観察例は多くない。

【生態】
夕方から夜間にかけて活発だが、昼間も活動する。主に森林内にいるが、草地で採餌することもある。長いくちばしで地中のミミズや昆虫などを探り当てて食べる肉食性。越冬中はアマミヤマシギと同じような行動だが、ヤマシギの方が警戒心が強い。

【島内の目撃情報】
主に、秋から梅雨ごろにかけて見られ、昼間に見かけることは稀。夜間に林道や農道、ゴルフ場、刈り取り後のサトウキビ畑で見かけることが多い。またアマミヤマシギと共に採餌していることもある。画像は、久田恵美子氏が松原上区で撮影したものを、提供いただいた。

関連URLは、アマミヤマシギへのリンク。
観察できる場所林道、森林に近い農道、畑
関連URLhttp://jmapps.ne.jp/amagi/det.html?data_id=4820

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