本興寺開山堂

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本興寺開山堂(附、棟札2枚)

資料名(ヨミ)ホンコウジカイザンドウ(ツけタリ、ムナフダ2マイ)
大分類市内の指定文化財
中分類国指定文化財
小分類有形文化財
種別建造物
所蔵者本興寺
別名
時代/年代永禄元年(1558)、元和3年(1617)移築
所在地尼崎市開明町3-13 本興寺
数量1棟
解説本興寺は、法華宗(本門流)の四大本山の一つで、応永27年(1420)、日隆上人によって創建されました。また、「両山暦譜」によれば、摂津守護細川満元が大物の若宮八幡宮の境内地を寄進して着工し、応永30年(1423)に竣工したと伝えられています。元和3年(1617)寺地は尼崎城築城用地となり現在地に移転しました。開山堂は本堂の北西に位置し、南面する建物で、堂内には日隆上人像が安置され、文庫堂とも称されています。
建立年代は文正元年(1466)、または永正10年(1513)とする説があります。昭和38年(1963)の修理工事の際に発見された棟札には永禄元年(1558)とあり、この時最初の開山堂(御文庫堂)を現在の開山堂に改築したと考えられています。建立当時は、三間四方(内陣)の入母屋造り、本瓦葺の建物でしたが、明暦2年(1656)前面に二間の 外陣 (げじん)を追加、ついで天和3年(1683)には後方に四間の内々陣及び後陣を増築しているため、複雑な構造になっています。 内陣 は金箔押の円柱を建てて置上(おきあげ・白色の顔料をもりあげて下地をつくる技術)彩色の 頭貫 (かしらぬき)・大虹梁(おおこうりょう)などを架け、置上彩色の 出三斗 (でみつど)詰組を乗せており、軒は二軒 扇垂木 (ふたのきおおぎだるき)とし、いづれも禅宗仏殿風の様式をとっています。
指定日大正3年(1914)4月17日(特別保護建造物指定、旧国宝)
指定目録等参考データ

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