如来院石造笠塔婆
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如来院石造笠塔婆
資料名(ヨミ) | ニョライインセキゾウカサトウバ |
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大分類 | 市内の指定文化財 |
中分類 | 尼崎市指定文化財 |
小分類 | 有形文化財 |
種別 | 建造物 |
指定日 | 昭和58年(1983)3月24日 |
所蔵者 | 如来院 |
別名 | |
数量 | 1基 |
時代/年代 | 嘉暦2年(1327) |
所在地 | 尼崎市寺町11 如来院 |
解説 | 門内のすぐ左手に、塀を背に北を向いて立っている花崗岩製の笠塔婆です。塔身の上端を欠失していますが、現存高は184.8cmあり、正面に嘉暦2年(1327)の年号が刻まれていて、造立年代が明らかです。基礎の正面は格狭間(こうざま)を入れず、相対する孔雀を彫りだしており、塔身は方柱状で上端が欠けています。正面は上部に地蔵立像を肉厚彫りし、下部に合掌する俗形坐像二体を刻出し、その間に5行の銘文が彫られています。他の3面は書体を変えた六字名号を配し、その下に蓮華座を薄肉彫りしていて、銘文から亡き両親の33回忌にあたり子どもが建てたものであることがわかります。尼崎地域のみならず、この年代の代表的な石造遺品です。 |
指定目録等参考データ |