富松神社本殿

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富松神社本殿

資料名(ヨミ)トマツジンジャホンデン
大分類市内の指定文化財
中分類兵庫県指定文化財
小分類有形文化財
種別建造物
指定日昭和43年(1968)3月29日
所蔵者富松神社
別名
数量1棟
時代/年代寛永13年(1636)
所在地尼崎市富松町2-23-110 富松神社
解説一間社春日造り、柿葺(こけらぶき)の建物で、現在はコンクリート造りの覆屋内にあります。神社所蔵の古文書には、この本殿を寛永13年(1636)に社司「良雄」が建立したとあり、様式的に見てもこの時期に建立されたものと考えられています。向拝(こうはい)は面取り角柱をたて、頭貫(かしらぬき)先端を象鼻として連三斗(つれみつど)を組み、中備(なかぞなえ)に蟇股(かえるまた)を飾り、身舎(もや)とは海老虹梁 (えびこうりょう)で結んでいます。身舎柱は円柱で、上下に長押をうっています。正面に格子戸を装置していたと思われ、内部は内陣と外陣に分けられていたようです。軒は向拝・身舎ともに一間繁垂木(しげだるき)とし、屋根は箱棟(はこむね)を置くのみで、千木(ちぎ)・勝男木(かつおぎ)等は飾っていません。正面の扉や縁まわりに後補の跡がみられますが、組物・蟇股などは極彩色で、壁には絵画が施されており、華麗な桃山時代の余風をよく伝えています。
指定目録等参考データ

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