永楽和全/永楽善五郎(十二代)

制作/生産地・窯・作者名(よみ)えいらくわぜん/えいらくぜんごろう(じゅうにだい)
制作/生産地・窯・作者名(英語)EIRAKU Wazen/EIRAKU Zengoro 12th
生年1823
没年1896

略歴・解説

京都の名工。保全の長男に生まれ、天保14(1843)年に家督を相続。嘉永5年(1852)御室の仁清窯の再興をはかり同地に築窯している。慶応2年(1866)加賀大聖寺藩に招かれ、京焼風の技術と意匠を山代において指導している。明治4年(1871)、隠居して和全と号す。さらに三河岡崎において作陶しており岡崎永楽として知られる。晩年は、京都東山に菊谷窯を開いている。和全の作風は、保全の影響が大きいものの、赤絵、金襴手、染付など写し物においては、保全以上のものがある。同時に、仁清の作風を倣った作品が比較的多いのも特徴である。

(出典:『磁器の技と美―有田そして瀬戸へ―』(1998、愛知県陶磁資料館/瀬戸市))

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