山口市小郡文化資料館
| 大分類 | ミュージアム |
|---|---|
| 地方 | 中国・四国 |
| 都道府県 | 山口県 |
| 記事1 | 山口市小郡文化資料館様にお邪魔しました。 小郡は、俳人・種田山頭火が一番長く住んだ場所とされています。山頭火は、「其中庵」と名付けられた住まいで多くの俳句や句集づくりに取り組んだと言われていますが、館の近くにはこれを復元した建物が無料開放されています。ということで、訪問の前にこちらに立ち寄ってきました。東屋と井戸が再現されていて、山頭火の師・荻原井泉水の筆による「春風の鉢の子一つ」の句碑も。何とも風流で、近くに住んでいたら足しげく通ってしまいそうな穏やかさでした。 さて、こちらの館には、その其中庵で山頭火が使った道具の数々に加え、書や手紙なども展示されています。事前に復元の其中庵に寄ったのは大正解で、展示物のリアリティがグッと胸に迫りました。個人的には、このルートがおすすめですよ。 また、山頭火関連の資料のほか、郷土資料館として収集した多くの資料や絵画、民具なども見ることができます。いずれも地域ゆかりの品々で、これらを観賞しながら山頭火の暮らしと生涯をよりビジュアルに思い描くことができました。 個人的に嬉しかったのが、お手製のしおりとともに配布されていたわたの種。敷地内で収穫したものなのだそうで、ありがたくいただいてきましたので、さっそく綿花の栽培にチャレンジしてみたいと思います。 俳句好きの方はマストですが、歴史ファンにとっても興味深い展示物を温かい雰囲気の中で楽しめるミュージアム。ぜひ足をお運びください。 山口市小郡文化資料館の皆様、ありがとうございました! (H) |
| 取材年月 | 2016年8月 |

