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新潟県立歴史博物館

大分類ミュージアム
地方中部
都道府県新潟県
記事1新潟県立歴史博物館様にお邪魔しました。
写真の1枚目と2枚目は、「正保越後国絵図」といって、1647年越後の諸藩が描いた下絵をもとに高田藩が取りまとめて幕府に提出したという国絵図の写しです。小さな村々まで記載されていて、迫力たっぷりです。とても大きい絵図ですが、これでも原図の2分の1のサイズなのだそうです。
新潟と言えば、上杉謙信。肖像画も有名ですが、その「描きぶり」には大きく分けて3通りあるそうです。写真の3枚目、4枚目をご覧ください。
こちらの常設展示には、私たちが思い浮かべる新潟の姿がいっぱいです。明日は謙信以外の「新潟と言えば…」をご紹介しますね。
記事2新潟県立歴史博物館様の常設展示から、「新潟と言えば…特集」の続きです。
さて、「新潟と言えば」佐渡の金山も有名ですよね。1枚目の写真は、佐渡から金の運搬の様子を示した模型です。大変そうな様子がリアルに伝わってきます。
続いて「新潟と言えば」、豪雪も思い浮かびます。常設展示では、雪下ろしの風景を再現されています。こちらは、何と実寸大。2枚目の写真あたりは、雪の降らない地方に育った私には信じられないような光景です。
さらに「新潟と言えば」、米どころとしても知られます。越後平野は、かつては無数の潟が存在する広大な低湿地帯でしたが、江戸時代の後半に、西蒲原の三潟(大潟、田潟、鎧潟)の水を日本海に放出するための土木工事が行われたそうです。
川を迂回し、砂丘を切り崩して排水路を作るという大規模な工事を江戸時代に行っていた、という事実を知って、いたく感動しました。写真は、排水路取り付けのために一時的に上流部に排水している様子なのだそうです。
新潟の自然環境の厳しさ、そこで暮らす人たちの知恵と努力を感じる展示でした。新潟県立歴史博物館の皆様、ありがとうございました!
取材年月2014年4月

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