高原

分類別検索	野外彫刻
所蔵者	宇部市
資料名（ヨミ）
資料名（日本語）	高原
Document Name	Reclining Figure
作者	山本　正道　YAMAMOTO Masamichi
制作年	1967
設置場所	宇部市立図書館前
材質	石（花崗岩）
サイズ	H45cm×W80cm×D40cm
重量
出展	第2回現代日本彫刻展
作品解説	この彫刻家の手にかかると風景も人体も何かおとぎの国を見ているような、それでいて既視感の中にいつも見慣れているような形態に包まれてしまう。この作品は「高原」と題されているが、実は少女が寝そべっている姿である。ほほ杖をつき足先をちょこんと折り曲げた格好はいかにも愛らしい。だが横から低い視線で見ると何かグランドキャニオンの風景のようでもある。顔の表情など細かい表現を一切排してあるので「少女」像は別の風景としての「高原」にも見えるのである。 The sculptor magically transforms things, landscapes and people alike, into shapes that half-belong to fairyland but looking strangely familiar at the same time. The piece is called “Highland” but depicts a girl, lying down on her belly. She rests her chin in her hands, bends a toe, and looks totally adorable. However, a lower view of her from the side reveals a miniature landscape somewhat similar to Grand Canyon. Because she is devoid of any facial expressions and other details, a statue of “a girl” can be a statue of “a highland” at the same time.
資料ID	21577
旧番号	143

山本　正道

作家名（ヨミ）	ヤマモト　マサミチ
作家名（英語）	YAMAMOTO Masamichi
出身地	京都府
生年月日（西暦）	1941/00/00
略歴・解説	第2回現代日本彫刻展、第7回現代日本彫刻展、第8回現代日本彫刻展、第10回現代日本彫刻展 1941＝京都市に生まれる 1965＝東京芸術大学彫刻科を卒業 1967＝東京芸術大学彫刻科大学院を修了第２回現代日本彫刻展　７回で東京国立近代美術館賞、10回で京都国立近代美術館賞・神奈川県立近代美術館賞、６回も 1968＝伊政府給費留学生となり、ローマ美術学校Ｐ・ファッツイーニ教室で学ぶ　～71 年 1973＝新制作協会会員となる 1975＝第２回彫刻の森美術館大賞展　３回でＫ氏賞 1976＝第５回平櫛田中賞 1977＝第５回長野市野外彫刻賞 1978＝第９回中原悌二郎賞優秀賞フルブライト芸術部門交換研究員として渡米 1979＝横浜市山下公園に「赤い靴」設置 1980＝第7回神戸須磨離宮公園現代彫刻展 1981＝日本近代彫刻の展開（神奈川県立近代美術館）現代日本の美術展（宮城県美術館） 1983＝仙台市彫刻のあるまちづくり事業で「風の音」設置現代日本美術の展望（富山県立近代美術館） 1984＝近・現代日本の彫刻（山口県立美術館）現代のユーモア展（埼玉県立近代美術館） 1985＝第１回現代日本具象彫刻展神奈川県江の島に「エドワード・Ｓ・モース記念碑」設置 1987＝碧南市彫刻のあるまちづくり事業で「樹と少女」設置東京芸術大学創立百周年記念展・教員展 1988＝高岡市古城公園（富山県）に「旅の記憶」設置幕張メッセ（千葉県）に「海からの風」設置描かれた道展（宮城県美術館） 1989＝第２回倉吉：緑の彫刻賞『山本正道作品集』（新潮社）刊行個展（ギャラリー・ユニバース） 1991＝日本近代彫刻の一世紀（茨城県立近代美術館他） 1992＝今日の作家たち－山本正道・吉田克朗展(神奈川県立近代美術館) 府中市彫刻のあるまちづくり事業で「春に寄せて」設置 1993＝スミソニアン研究所交換研究員として渡米せとだビエンナーレ 1996＝第８回神戸具象彫刻大賞展