刀 越州敦賀住金重 (撮影 羽田洋)

刀 越州敦賀住金重

資料名(よみ)えっしゅうつるがじゅうかねしげ
時代江戸時代後期
世紀19
数量1
素材
法量刃長70.9㎝ 反0.85㎝
解説鎬造・庵棟。表裏に棒樋を彫る。敦賀所縁の刀工・金重(かねしげ・きんじゅう)は、南北朝時代の初め頃(14世紀前半)に活動し、関鍛冶の祖となったとされている。敦賀の清泉寺の僧であったといい、正宗十哲の一人ともされている。この伝説的刀工と同銘のこの刀工については本作以外の作例が不明であったが、令和3年末に「越州敦賀住金重/慶応元乙丑年八月吉日」の銘のある刀(個人蔵)の存在が明らかとなっている。本作とは銘の書体などに異同があり、同一刀工とは判じがたいが、反りの少ない姿形には共通する点もあり、幕末期における敦賀の刀鍛冶の活動をうかがう上でも貴重となっている。[安田コレクション002]
受入年度平成24年度
所蔵館敦賀市立博物館
大分類美術
中分類工芸
小分類刀剣類
細目No.002

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