初代市長森本一雄書 仁風恵徳露

森本一雄書「仁風恵徳露」扁額

資料名(よみ)モリモトカズオ ショ ジンプウトクロヲメグム ヘンガク
時代昭和
世紀20
法量本紙33.6㎝×108.2㎝
数量1額
素材紙、木
解説 初代敦賀市長、森本一雄の書。
 森本一雄(1887-1938)は兵庫県武庫川の出身で、早稲田大学政経学部に学ぶ。尾崎行雄翁の秘書となり、昭和3年2月武藤山治の実業同志会に所属して、大阪府第4区から衆議院議員に当選して政界入りを果たした。昭和7年12月25日、尾崎翁の推薦で敦賀町の名誉職町長に就任した本格的な政治家であった。昭和8年10月29日、陸軍特別大演習の際に大和田昭七が寄贈した新築敦賀町庁舎に昭和天皇を迎え、屋上から敦賀港について説明したという。
 また敦賀の産業経済基盤の確立と労働力人口の増加のため企業誘致を推進し、昭和8年から10年にかけて当時の花形企業であった昭和レーヨン(株)・現在の東洋紡績、続いて敦賀セメント(株)の誘致に成功した。昭和11年からは市政施行を目指して松原村と合併し、翌12年4月1日に全国139番目の市として「敦賀市」を誕生させた。敦賀初代市長として市議会に満場一致で選任され、本格的に市政に取り組み始めた矢先、病のため13年11月7日に亡くなっている。(参考文献『ふるさとノートつるが』昭和61年 敦賀市市民憲章推進会議発行)
受入年度令和2年度
所蔵館敦賀市立博物館
大分類歴史
中分類古文書
小分類敦賀

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