広報22-2-5 学校給食の現状

資料ID1568264
種類記録
大項目行政資料 広報誌
中項目教育
小項目
細項目
資料名(別名)
資料内容座安小学校
 栄養士 饒平名佐夜子

当校は、1964年2月より完全給食を実施し、今月で4ヶ月目をむかえて居ります。開始して今月末で給食回数71回、延食事数7万7000食余り、献立の種願68種願、使用食品数120余種願で実施されて居ります。1人1食3、5仙のわくの中で、この食品が良々の調理方法で児童の口に運ばれてきたわけですが、平均して、1日料理に使用される食品7種願、調味料類が5種類です。
 給食の目的は種々ありますが、給食を通して多くの食品名、料理名を知ることも大きな目的の1つになります。そのためにも、日頃同じ食品を使う惰性を取り除くためにも献立妥成者は栄養と同時に変化ある食品の選択にも努力を払わねばなりません。図体給食のため、家庭料理の如く、小細工され手のこんだことは、あらゆる制限がありますので、そこまで手を加えることは出来ません。一定の設備(特に、鍋の種類でそれを利用して揚げもの煮ものその他あらゆる料理をやって居ります)食器、予算の内で種々の料理を作りあげ変化を必要とするわけですが給食スタイルから脱皮した給食料理を作る段階まで進めるのが本当の喜ばれる食事ではないかと思っております。食事といえば、ただ料理するのみだと多くの人は考えがちですが、決して安易な気持では出来ないことを学校給食を理解して頂くために少し述べたいと思います。
△栄養
 学校給食児童1人1食には左記の表の通り、バランスのとれた各栄養が必要である。

熱量           600
             カロリー
蛋白           25g
(血や肉となる)

脂肪           10g
(熱や力となる)

カルシユーム       5000g
(骨や歯となる)
ビタミンA        1v
             1500
ビタミンB1       0.6gm
ビタミンB2        0.6mg
ビタミンC        21mg

600カロリーの中には、右記の如く細分されこれ等の成分が計算され始めて献立が出来るわけです。
こうして献立が作成され、それを調理する場合、栄養のバランスがとれているから後は料理すればと考えがちですが、黙々と煮たり揚げたりするのが料理ではなく、いか■食品の持味を保ち乍ら、そして栄養を損失することのないようにするかが1番大切なことです。
 食品の化学的性質を知らないと料理方法を間違え、ほとんど、栄養をなくしたものを食べさせたり、味をなくした食品を口にすることになります。
 ゆでたり、煮たりする中で、各食品が化学変化を起しますので、それらを敏感に見分け、手順良くされ、始めて栄養のあるのが作られているのが学校給食なのです。そうして作られたものは、衛生的で色彩的と美しく、おしいものであることを常に考慮されているわけです。当校は、常にそれ等を考慮して実施して居りますが、その中で多くの問題もあります。
 上級生と下級生のパンの大きさ副食は、当初より上級生に差をつけて居りますが、パンの問題は当校だけで自由に調節することもできず残量として現われて居ります。
このパンも量のみでなく、形を変えたりすることが業者と学校間で、自由に出来るともっと楽しい食事になると思います。
 当校児童の嗜好は、給食当時残量の多かりたものとして…
(イ)生野菜を使用した料理(サラダ、和え物)
(ロ)料理の味が複雑なもの
(ハ)でんぷんを使用したもの(あんかけ類でどろりとしたもの)
(ニ)マヨネーズを利用したもの
(ホ)家庭で食べたこ■のないもの
 これらが、最初敬遠されて居りましたが、だんだんと給食になれて来たるや、先生方の指導で徐々に少くなりました。
 最近は、生野菜類の中で玉葱など生でサラダなどに利用しますが良く頂いて居ります。
指導を受けて頂く児童を見ますと、ほとんどの児童が食べず嫌いと、我儘が大きな原因となって居ります。
これらの指導は、学校のみでなく、家庭も一体となって何でも食べれる方向に導いて頂きたいと思います。
家庭でどうしても食べようとしない子供の場合は、先生に連絡をしたり、新しい料理方法を研究する位の心構えを常に持って頂きたいものです。
 先月当校は、上級生を対象に家庭調査をしましたところ、給食をするようになって児童の性格が明るくなってきたということです。
身心ともに、すこやかに育てるためには何でもいただける児童に給食を通して指導していきたいと思っております。当校は、完全給食を始めて日も浅く、やらなければいけないばかりです。
 日本中がオリンピックで湧きたっている時、児童の健康のため、是非このムードを便乗して、村、学校が一体となり、立派な給食の基盤を築き、未来のオリンピックには必ず※1村から候補を作り出したいものです。
 これから、児童の健康、給食のためにより良い御協力と御批判を紙上を持って御願い申上げます。


以下の通り修正しました
※1 必らずから「必ず」へ修正
キーワード座安小・完全給食
総体1広報とみぐすく 22号 1964年 (昭和39年) 6月
総体2広報とみぐすく 合冊版 第 1巻 掲載
総体3
国名
都道府県名
市町村
字
市町村2
字2
場所名
時代・時期昭和_戦後_復帰前
年月日(始)
年代(西暦)1960年代
年月日(和暦)(終)
年代(和暦)昭和30年代
始期(年・西暦)
始期(年・和暦)
始期(月)
始期(日)
所蔵館豊見城市歴史民俗資料展示室
受入元豊見城市役所秘書広報課
利用時表示名とみぐすくデジタルアーカイブ_id=1568264
出典1広報とみぐすく 22号 1964年 (昭和39年) 6月
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出典2広報とみぐすく 合冊版 第 1巻
出典2リンク
出典3
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関連1豊見城市史第5巻社会と文化・教育編 > 5 教育 > 2 教育内容 > 05 学校給食
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資料状況テキストデータ、画像、写真
資料状態概要・テキストデータ「タイトル」(市史編集員により翻刻済み)
・テキストデータ「説明」(AI-OCR→学芸員で確認)
・画像(平成23~24年度スキャニング済み)
・写真(紙面上の写真はデータ別途)
収納分類14首長部局
収納分類24_02総務部門_02秘書広報課
収納分類34020205広報・公聴
収納分類4402020501広報誌

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