渡辺崋山「秋草小禽図」

秋草小禽図

作者渡辺崋山
制作年代文政元年(1818)
形状掛幅
員数1幅
材質絹本着色
法量 縦(cm)49.8
法量 横(cm)53.7
署名・年記等文政新元秋八月二十日写於 全楽堂華山辺静「辺・静」(朱文楕円連印)
解説昭和3年(1928)に、恩賜京都博物館で開催された「渡辺崋山先生名画展」に出品された作品である。この展覧会は、関西地方の崋山作品の所蔵者を中心に出品された。恩賜京都博物館という館名は、現在の京都国立博物館にあたる。展覧会記録として、発行された『崋山先生画譜』に「菊花雙雀図」として図版掲載されている。また、明治22年(1889)に創刊され、現在も刊行されている美術雑誌『國華』の第117号には「花鳥図」として紹介されている。当時の所蔵者は、朝日新聞創始者で、衆議院議員であった村山龍平であった。村山は茶人としても知られ、その東洋古美術を中心とした所蔵品の多くは、神戸市東灘区にある香雪美術館に収蔵されている。この作品の落款に、「文政新元秋八月二十日寫於全楽堂華山邉静」とあり、「邉・静」の楕円連印が捺される。同年に描いた作品には、「坪内老大人像」(東京国立博物館蔵)があり、落款に「文政新元秋八月十有八日 渡邉定静寫」とあり、印も同一のようである。

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